ここではエコハウスのところで取り上げた太陽光発電について、より詳しく説明していこうと思います。またもう一つ「コンポスト」についてもここで取り上げたいと思います。コンポストについては正直「何それ?」と思う方もいらっしゃると思います。生ごみをリサイクルして堆肥をを作ることを、またはそのできた堆肥のことをコンポストと言います。太陽光発電もコンポストも、どちらもCO2削減への取り組みとして行われています。
太陽光発電
初期導入費用が以前に比べ安くなったとは言え、まだ安い買い物とは言えない太陽光発電ですが、一般社団法人太陽光発電協会が2018年度に発表した資料によると、導入住宅の数は伸びています。ただ割合で言うと住宅戸数全体の8.3%に留まっているため、今後いっそうの普及のためには導入価格の下落が必須と言っていいでしょう。また2014年度に打ち切られた国の補助金などについても、再考する余地があるのかもしれません。
ただそんな状況でも導入戸数が増加しているのは、やはりエコへの意識が一般的に高くなっている証拠であり、お金を払ってでも自然環境へ配慮したいという考えの方が増えている証拠でもあるでしょう。そして初期投資費用が高い、と言いましたが、当然パネルやパワーコンディショナーの性能も改善されて行くでしょうし、また海外のテスラ・モーターズなどが積極的に開発に取り組んだおかげで、蓄電池の価格が以前と比べると現在かなり安くなりました。そのため今後は自家消費型の太陽光発電、というパッケージングも商品として登場していくことが期待されています。現在、多くのハイテク企業が再生可能エネルギー源を使用してビジネスに力を入れており、スロットカジノやその他のエンターテイメントをホストしている数百万ドルのカジノ産業にも電力を供給しています。
コンポスト
コンポストを作成することは、生ごみを減らし、それは家庭から出るゴミ自体の総量を減らし、結果それを焼却する時に排出されるCO2の削減へと繋がります。またコンポストを作るということは、そのコンポストで植物を育てることを意味しますので、それによる気温低下と付随する使用電力削減が期待できます。
作り方は簡単です。「コンポスター」と呼ばれるコンポストを作るための専用の容器も売っていますし、なんなら自身で作成することも可能です。よく話に聞くのがミミズの力を借りて作るコンポストです。ミミズは生ごみを食べて、分解してくれます。生ごみが体内を通ることで微生物が増え、良質な堆肥となるのです。それは良い土を持つ畑には、多くのミミズがいることでもわかります。大量に作ることは難しい方法ですが、別の生き物の力を借りて堆肥を作ることは、他の生物との共生について思いを馳せることにも繋がります。それはエコロジーという概念の土台そのものなのです。