オーガニックスキンケア

オーガニックスキンケア製品というのは、ここ日本でもたくさん売り出されています。それはやはり毎日化粧を行う日本の女性にとって、肌へのダメージという見た目で分かりやすい問題が多く発生しているからかもしれません。また、お肌の状態について神経質になりがちな女性にとって、問題が発生する前に予防しようと常日頃から労力をかけているからかもしれません。いずれにせよ多くのオーガニックスキンケア製品が、日本でも販売されているのです。ただこういったスキンケア製品、もっと言えば化粧品全体を含めて、今のところ統一されたオーガニック認証というのは日本にはありません。そのため何を信じていいかわからない部分もあります。

究極のところは、その製品の全成分ラベルをチェックし、わからない成分を全て確認するのが一番いいのですが、忙しい日本の社会人女性にとってそれは現実的な手段とは言い難いところです。そこで日本の製品でも見かけることがある海外の有機認証マークについて紹介して行きます。これらの認証マークがどのような認証基準を用いているかさえ一度覚えてしまえば、認証マークを頼りに製品を判断することができるようになります。種類が多すぎて迷いがちな製品選びの助けにきっとなるでしょう

ECOCERT

1991年に始まったフランスはトゥールーズに本拠地を置く国際的な有機認定機関です。世界最大規模の有機認定機関でもあり、日本においてはエコサート・ジャパンというECCOCERT認証を扱う法人もあります。現在までに世界中で70,000社にも及ぶ有機認証に関わってきたと喧伝する、世界的に信頼の高い認証機関です。またECCOCERT認証は一度取得したら終わりという類のものではなく、十分な管理が行われているか、毎年監査が入ります。この認証を受けている日本の化粧品ブランドには「琉白」や「ドゥーオーガニック」などがあります。

USDA

USDAとはUnited States Department of Agricultureの略で、米国農務省のことです。つまり米国の政府機関と言うことになりますので、信頼が高い認証と言われるのも納得です。米国でも以前はオーガニック認定の統一基準が無かったため、米国農務省が基準を設け「USDA ORGANIC」という認証マークを付与するようになりました。その認証は有機原料の使用割合に応じ3段階に表記が変わり、70%未満の場合は「USDA ORGANIC」マークが使用できなくなります。この認証を受けている日本の化粧品ブランドには「アンティアンティ・オーガニクス」があります。富山県の小さな会社ですが、化粧品製造メーカーとしてUSDA認証を受けた日本で最初のファクトリーとしてその名を知られています。